いざ伊豆へ 固定車の旅 [自転車]
年始年末は忙しくブログの更新もできませんでした。
ネタはたくさんあったのですが・・・
ところで、今年に入ってから4〜5日に伊豆に一泊のサイクリング旅行に行ってきました。
これがスゴイ事に。小田原駅から輪行で真鶴の海岸線を通り、山伏峠へ。足をつかなければほめてやると自転車の師匠”細様”に乗せられて、登り始めるが激坂が終わってもダラダラと坂が続く、やっとの思いで足を着かずに登るがうー限界。そのまま修善寺にまで下りて昼飯。
セットのカレーを食べるがこれが後から胃の中で大暴れをする。
進路を天城に向け進み道の駅の手前を曲がり、県道59号で仁科峠を目指す。
スタートは比較的緩やかな登りだがやはり伊豆の峠は甘くない、放牧場の手前でちょっときつくなり昼のカレーが一口サイズのリーバースになる。放牧場を過ぎるとそんなでもないが、西伊豆スカイラインに出ると信じられない風が襲ってくる。だがこれはこれから先に起こるとんでもないことの序曲にすぎない。59号線を一気下るが所々路面が凍結しているので怖いなんの、山間から出ると海からの風で前になかなか進まない。やっと海岸線の国道138号線にでた時の時刻はすでに16時20分ここから目的地の妻宿までは20kmの距離、進むしかない。しかし海岸線のアップダウンにプラス狂ったような風で距離は伸びない、前を走る師匠は風に飛ばされ、自転車から転げ落ちる。だれもが真剣に遭難すると思った。雲見を過ぎたあたりでやっと内陸に入るので風からの恐怖から解放されるが、ダラダラと永遠に続くような坂をひたすら上る。街灯が無いので頼りは自転車のライト。しかしそれも電池の残量が少なく暗い。闇の中をひたすら走っていると走行感覚が麻痺してくるので怖い。皆泣きながら、ようやく宿に着くがすでに18時10分。生還した兵士のように喜びいざ温泉へ。
風呂から上がるとビールで乾杯し、豪華な刺身料理をたらふく食って、22時過ぎには就寝。
翌朝、7時20分に朝食を食べる。うまい!8時27分に出発、このときパラパラと雨の気配が・・・天気予報の”曇りのち晴れ”という言葉を信じて進むが標高の高いところでは雨の可能性があるので、138号線を沼津に向けて出発。途中雲見の手間で山に入る計画。昨日来た道を引き返しながら、暗闇だった道を改めて見ながら、つらかった事を思い出す。しかしそれよりもっとつらい旅がこの後すぐに始まろうとしていた。
雲が厚くなり、雨も次第に強くなって来たのでそのまま海岸線を通って沼津へ行くことに。途中コンビニでカッパを購入。しかし、すでに靴の中はビチャビチャで寒い黙ってこぐしかないと覚悟を決めて走り出すが、途中あられに打たれたり、
路面に積もった雪で走ることが苦痛になったりと散々な目に遭うが、なんとか戸田港まで行った。ストーブがあるというだけでお店に入ったがこれが大正解。
天丼がうまいくしかもストーブで濡れた衣類を少し乾かすことができた。おばちゃんありがとう。
13時55分に食堂を出発。そこから2kぐらいのとこに”出会いの岬”というとても景色のいいところで休憩をすることに。なぜならば、やっとお日様が顔を出したのだ。
今までの苦行から解放された僧侶のような心境になる。早速持ってきたストーブでコーヒーを沸かす。もし、この天気がなければ私のサドルバックに入ったコーヒーを飲むための道具はただのおもりになるところであった。みんな泣きながら飲んだに違いない。もう少しだ、あと二つの峠を越えれば・・・。
今までの天気がウソのように晴れ、やっとサイクリングらしくなった。
最後の50kmはご褒美と思って走る。いろいろあったがこの天気で解放された感じだった。無事16時30分沼津駅へ到着。走行距離227.79kmは久々に足にきた固定車のツーリングであった。
明けましておめでとうございます。
天候との闘いお疲れ様でした。
厳しかった分達成感もひとしおだったことでしょう。
天丼めっちゃ旨そうです。
by Susie (2006-01-08 19:07)
ぬぬ・・・、すごいですね・・。
私の年末年始輪行なんて霞んでしまいます。
天丼うまそうですねー。
by arukakat (2006-01-08 19:21)
Susieさん>
明けましておめでとうございます。
自転車は天候との戦いですね。
天丼本当にうまかったですよ。あれで1350円は安いです。
arukakatさん>
年末年始の輪行拝見しました。ナイスです。
田舎があるってうらやましいです。
by Bee (2006-01-09 21:27)
楽しい(苦しい)時間はアッとすぎてしまいましたね。
それにしても固定で先頭をひくなんて成長しましたね。
人生は旅だ ゆっくり回り道して楽しみましょう。
by おやまだ 太郎 (2006-01-10 07:35)
おやまださん>
自転車に出会えたというよりすばらしい仲間にめぐり合えたことが大きいです。
また行きましょう。
by Bee (2006-01-10 08:16)