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第9回サロベツ100マイルロードレース【レース編】 [自転車]

レースレポートを真剣にというかちゃんと書こう思いましたが、どうも記憶があいましというかレースよりレース以外のことが楽しく、そっちの方の記憶が膨らんでレースのことが隅っこうに追いやられてしまったようです。(笑)
ちょっと記憶違いもあるかもしれませんがそれはお許しを。

■個人TT
TTは何故か年代別でクラスが分かれていました。
私は40代、同じチームの藤原さんと一緒に来た和田さんと同カテ。

去年も出ましたが、上りのTTは死にそうなぐらい辛い思い出があった。
千歳からギリギリについたので適当にアップしながらスタートラインへ。
去年の教訓から、あまり踏まずに回す作戦。

スタートしてから風の強さにやる気を剃られながら、ペースを刻んでがんばります。
喉が痛くなって脚もパンパンになりながら何とかゴール。

和田さん、藤原さんもゴールして年代別では知り合いがポーディアム占領。
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いいスタートですが、出たことで相当ダメージ受けた感じでした。

浅倉さんは4位と惜しい。

30代もアツシが最高タイムをたたき出し、優勝。DOKYU HOKKAIDOのゆるキャラ、”ホンヤくん”こと本谷さんも2位でこちらもいいね!
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他の有力選手はエキシビジョンのTTには出ていませんでした。(笑)

しかし、もがいたせいでみなさんゲホゲホ止まりませんでした。


■エリート160km
去年も出ましたが、ロードレースを楽しめる環境として今まで出たレースではここが一番です。
季節もいいので走りやすいし、雄大な牧草地帯は外国にいるようです。
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牛や馬がいたりしてテレビで見るヨーロッパのレースのようです。

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群馬や伊豆を走っている場合ではない。(笑)

ただ、難点は遠い(笑)
移動などの旅の珍道中は別に書きます。

さて、エリートにはDOKYU HOKKAIDOから10人の選手が出走。
作戦として序盤から誰かが逃げに入りつつも、逃げが捕まった時にはスプリント勝負で取る。
他にもポイント賞、頂けるものは全部取りにいきます。

関東から来たのにアウェー感なしでスタートラインに並ぶ。
2007年から北海道のレースに出て以来、たくさんの知り合いも出来てスタート前にご挨拶。
去年一緒に選抜チームで走った、ブライアン選手、大坪選手、吉村選手もいた。
その吉村選手がピアスして茶髪なっていることになまら驚いた。

スタート1周目から前のほうで固まって走る。
写真撮影のために1周目のゴールラインで一列にDOKYU列車を組んで通過。
関東では車両が少ないですが、地元に来れば連結車両がたくさんですね。

3周目ぐらいから逃げが始まる予定でしたが、織田さんが2周目から果敢に飛び出し、逃げる。しかし、早い段階で吸収されしまいましたが、今度は藤原さんと織田さんが逃げ、それに大坪選手と今回ゲスト参加のラバの大久保選手も入って4人で逃げが完成。

作戦通りです。ただ、区間によっては風が強かったのでかなり体力を消耗する可能性があったので、捕まった時のことを考えて走る。

藤原さんと織田さんの逃げのお陰でうちのチームは先頭を牽かない理由が出来ましたので、あとは飛び出していく選手をマークするだけ。

それにローテーションに加わらないのに先頭にいるのは邪魔をしていると思われてしまうしね。

前に行きたがっていたブライアン選手は何度も隙を見てはアタックしますが、そのたびにチームでチェック。かなりイラついてい、
”おまえは勇気無いなー”とか、”もう年取っているから自転車止めた方がいいぜ”みたいなことを言われながらも。”いつか止めるけど今日じゃないぜ”とか言い返す。
こういうのってやっぱり向こうのスポーツって感じですよね。
お互い尊敬しながらも罵倒しあえるジョークがあるのは。

5周目始まってすぐに逃げを吸収した後、同じ周回の真ん中にある坂でブライアン選手がアタック。結構切れにいい加速に私も付いていくと、後ろからアツシと大久保選手が集団を引き離し抜けてきた。すぐさまブライアン選手に協調して逃げることを伝え、4人で残り70kmの逃げをスタート。

逃げがかかっているときに口の中に蜂だかアブだか分かりませんが入ってきて、ハーハーやっている時だったので吐き出せず飲み込んでしまった。
喉の奥に針みたいのが刺さって、痛いが走るのには影響なし。
アツシも右の脚を刺され痛いようだが、我慢して走っている。

走れば走るほど、集団とのギャップが広がり始める。
お互いまずは協調してタイムギャップを作る。
前の逃げに乗っていた大久保選手もきちんとローテーションに入ってくるのは流石です。

DOKYU HOKKAIDOは選手を2名逃げに乗せているので、ブライアン選手の牽く率がだんだんと少なくなって来ている。その分アツシに負担がかかっているようだ。

途中私は沖縄と同じところの脚の部分が攣って、最終局面でもしかしたらヤバイかもと思い、アツシにも力を残して欲しいと思ったりしたので一様話をした。

最終周回アツシが”Beeさん休んでおいて下さいね”と年下だけど頼もしいアツシの後ろを走りながらその言葉に涙が出そうになった。
逃げ決定の4分差、ブライアン選手には”俺来週誕生日だから優勝くれ”と言えば、”それじゃ今すぐここで引退しろ”と毒舌合戦。(笑)
”止めるけど今日ここじゃないぜ”と。

また、”きょうのスプリントは一番は俺だ”とブライアン選手、”お手並み拝見、あはははは”となんだか楽しいね。

ブライアン選手が上りでかけた場合かなりの伸びをするので要注意。ただ、上ってからのくだりがあるので、もし上りで離されても協調して追いつけば逆にこちらのアドバンテージになると思ったので、そのあたりも話しをした。

最終局面の坂でブライアン選手がアタックしないように比較的速いペースで坂を前で上る。
もし、後ろからアタックされてもアツシが追走して、くれれば対処できる。

心配したようなアタックがなかったので後はアップダウンをこなしてゴールまで8km。

下りの直線で大久保選手の強烈なアタック、それにブライアン選手が反応して追走、すぐに吸収した。いい感じでブライアン選手の脚が削られて行くようなので、逃げる気はないですが私もアタック。自然に吸収されながら残り6kmのヘアピンを曲がる。

ここからは上りながら下ったり上ったり。
何度かブライアン選手がアタックをするが切れがイマイチなので座ったままでも付いていける。
一度、アツシが離れかけたががんばりを見せて追いついてくる。
残り1kmは500m下って、500m上ってゴール。
下りに差し掛かりアツシが先頭に出て満開で牽き始める。

アツシーブライアン選手ー私ー大久保選手の順で下りに突入。
オープン参加の大久保選手ですが、”最後一緒にモガイてもいいですか?”もちろんお願いしますと。

アツシはそのままゴール手前300mまで牽引、ブライアン選手が飛び出すと同時に私もスプリント開始。すぐにブライアン選手を抜かし、横に大久保選手が並んできましたが、比較的回す感じでスプリントすると一人抜けた。

思いついたようにサガンの真似をしながらゴールするものの危うく転びそうになり間抜けなサガンでしたが、ゴールラインを通過。

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優勝です。後ろで手を上げるアツシと写真にはないですがさらに後ろでアシストしてくれている仲間に感謝です。

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一緒に逃げた面子。みんな背も高くてイケメンなのに一人だけ旧石器人の俺。
チーム相手に大健闘ブライアン選手に敬意を表したい。そして北海道本戦ではがんばって欲しい。

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アツシは3位、DOKYU HOKKAIDOのゆるきゃらことホンヤくんは6位。

ゴールを一番に切ったのは私ですが、集団を抑えてくれたチームメイト、最後のスプリントまでありったけの力で牽引してくれたアツシがいなければ出来なかったことです。私は最後もがいただけのようなものですから、この勝利はチームのものですね。

そしてご飯の用意や補給など前日から準備してくれたDHガールズのみなさん、チームカーなどのサポートにご協力頂いた(株)どうきゅうの難波さん、中西社長など関係者にも感謝です。
みなさんありがとうございました。

番外編に続く・・・・。
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コメント 2

アツシ

本当に楽しかったですね。
未だに夢を見ていたような気でいます。
番外編で何がでるのか?!
期待しちゃいます!?
by アツシ (2012-07-25 23:12) 

Bee

アツシ、
全てを含めて楽しめました。
本当に楽しかった。
by Bee (2012-07-30 16:55) 

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