第4回サイクルロードレースin富士スピードウェイ 実業団BR-3 [自転車]
Team ARIのこんちゃんと富士へ参戦。
なかなか実業団レースへのエントリーが出来ず、多分今シーズン2回目にして最後のレースになるかも。
そんなことで是が非でも取りに行きたい。
体調も絶好調に近く、ここまで好調な調整ができたのは久しぶり。
脚は軽く、緊張もなく、全てが完璧。
うふふふふ。
やはり師匠細山さんのアドバイスがよかったと思います。
練習方法など迷ったときにアドバイスを伺うことにしています。
エントリーは223選手ですが、広いコースなので大丈夫でしょう。
前の方で展開しないと伸びきった後ろでは脚を使わされるので、集団内での位置取りが重要と判断しました。
会場では竹芝の長さん、イーナメの原田さん、UGO目黒の大川さん、その他知り合いの方と腹の探り合い(笑)
午前中に市民レースをしていたuzさんは真っ赤な顔して、残り4周でリタイア。無理に倒れるまで走るよりは賢明な選択。
時田さんはCクラスで入賞の大健闘。がんばっているなぁ。
私とこんちゃんは、15時30分まで時間があるので、昼寝をしたりくだらないことを話したりしてスタート時間を待った。
さて、いよいよスタート。
富士スピードウエイを7周する。
雷が遠くでゴロゴロ、雲が出てきてポツポツと雨の気配も。
おかげで、日中30度あった気温も26度まで下がり多少走りやすいコンディションに。
スタートとの合図と同時にペダルにクリートをはめる音とギアチェンジの音が集団内に響く。
ワクワクする瞬間だ。
スタートはかなり後ろにいたのでこんちゃんと2人で上がっていく。
集団の密集度は高い、その上なんだ失礼だかヘタクソな選手が多い。
上り坂でいきなり目の前の選手がごろりと倒れる、危うく頭を轢きそうになるが、うまくかわしてこの日最大のピンチその1はセーフ。
広いコースだが、いいラインに選手が集中そのたびにブレーキや斜行。ガチャガチャ接触してあぶなく、常に障害物が迫るマウンテンバイクのレースのようです。(笑)
落車の数もマウンテンバイクレースなみだったりして。
3周目、こんちゃんと2人で飛び出し、前にいたなるしまの選手と逃げモード。
”逃げたぞー!”と後が叫ぶ。
同じジャージの選手が逃げればそれはまずい。しかも自爆テロのTeam ARIジャージ。
しかし、200人近い集団相手じゃすぐに吸収されるので、余裕をもって、吸収。
すると、UGOの大川さんが”逃げるの?”と聞いてくるが、”難しいですね”と答えるが、この人もしかしたら一緒にいけるかもと。
またもや落車。倒れたわけじゃないが巻き込まれ、芝生を走る。本日最大のピンチその2も切り抜けた。
無駄足を使いながらも集団に復帰。
4周目に大川さんがホームストレートでアタック、それについてく振り返ると5選手ぐらいが抜け出す。
よしー、思いローテーションがうまく行くかと思いきやすぐにバラバラに。
しかし、ホントに調子がいい。アタックに反応しても、逃げかましても脚は羽が生えたようだし、息も上がらずすごく楽チン。集団内で歌でも歌おうかと思ったよ。
斜行あり、落車ありの危険な集団は変なところで減速するので、気が抜けない。
5周目にUGOの選手が目の前で変な挙動で危うく突っ込むところ。本日最大のピンチその3もかわした。
いよいよ残り2周。
このままゴールスプリントへ向けて準備を整える。
そのためにいい位置取りをするため、前方へ。
こんちゃんもいい位置にいる。
”よしよし”
われながら天才的な位置取りと自画自賛。しかしこれがこの日最大のピンチその4の原因に。
6周目ここから一気にスピードが上がると予想。集団内を自由に動ける絶好調な体で先頭に出る。
こんちゃんも同じようなところに。
先頭に出て、最初のカーブめがけて一気に踏む。
すると、一人ひょっと出てしまった。後ろを振り返ると差が開いている。
”待てよ、戻るれ”と思うが、下り坂で思うように加速して、その差がぐんぐん開き始める。
後で分ったが、なんかのタイミングで集団がちょこっと遅くなってしまったようで、そのとき飛び出した私が差を広げることに。
”またかよーーー”思わず声に出して叫んだ。
これがこの日最大のピンチその4。
もう、躊躇しない。
絶好調なんだ。
それと後方にはこんちゃんがいる。これで失敗してもいいや!
後は踏むだけ踏んでやれ!
しかし、ゴールスプリントに備えた集団にとって私の逃げなど赤子の手をひねるぐらい簡単に潰せる。
これで逃げが決まるようでしたら、今頃ツールの第2ステージのスタートラインに立っています。
馬鹿です。
こうして本日最大のピンチその4は回避できず、上り区間に入ったところであっけなく潰されてしまい。私のレースは終了。
ただ、最後まで先頭に残っていたこんちゃんがスプリントを制し優勝した。
これには報われた。
もちろんゴールを制したこんちゃんはこの日一番速かった。私の逃げなど無くても優勝でしょう。
ただ、無謀な走りで終わってしまった私にはそれなりの大義名分が欲しかった。
こんちゃんの優勝で救われた。そして、心の底から仲間の優勝は嬉しかった。
帰りに八起で焼肉(サイドバーナーのお店)を食べ、今日の祝勝会。
とここまではレースレポート。ここから先は不愉快になる方もいるので読まないで結構ですよ。
======================
正直、勝てたレース。
タラレバは言いたくありません、言い訳もしたくありません。
でもね、本当に行けた。
これほど悔しいレースは初めて。
夜も眠れないほど、何度も何度も逃げている自分が何故逃げたか自問自答、堂々巡り。
終わったことは仕方がない。忘れて、次へ。
でもそれが出来ません。
こんなに悔しく、自分に腹が立っち、情けないく思ったことは今までない。
自分の実力も考えず・・・・。そう自分へのおごり。
みなこの日のために練習をしてきた選手。
そんな選手たちに敬意を示すことも必要だろう。
一から出直し、体だけではなく精神も鍛え治さなくては。
なかなか実業団レースへのエントリーが出来ず、多分今シーズン2回目にして最後のレースになるかも。
そんなことで是が非でも取りに行きたい。
体調も絶好調に近く、ここまで好調な調整ができたのは久しぶり。
脚は軽く、緊張もなく、全てが完璧。
うふふふふ。
やはり師匠細山さんのアドバイスがよかったと思います。
練習方法など迷ったときにアドバイスを伺うことにしています。
エントリーは223選手ですが、広いコースなので大丈夫でしょう。
前の方で展開しないと伸びきった後ろでは脚を使わされるので、集団内での位置取りが重要と判断しました。
会場では竹芝の長さん、イーナメの原田さん、UGO目黒の大川さん、その他知り合いの方と腹の探り合い(笑)
午前中に市民レースをしていたuzさんは真っ赤な顔して、残り4周でリタイア。無理に倒れるまで走るよりは賢明な選択。
時田さんはCクラスで入賞の大健闘。がんばっているなぁ。
私とこんちゃんは、15時30分まで時間があるので、昼寝をしたりくだらないことを話したりしてスタート時間を待った。
さて、いよいよスタート。
富士スピードウエイを7周する。
雷が遠くでゴロゴロ、雲が出てきてポツポツと雨の気配も。
おかげで、日中30度あった気温も26度まで下がり多少走りやすいコンディションに。
スタートとの合図と同時にペダルにクリートをはめる音とギアチェンジの音が集団内に響く。
ワクワクする瞬間だ。
スタートはかなり後ろにいたのでこんちゃんと2人で上がっていく。
集団の密集度は高い、その上なんだ失礼だかヘタクソな選手が多い。
上り坂でいきなり目の前の選手がごろりと倒れる、危うく頭を轢きそうになるが、うまくかわしてこの日最大のピンチその1はセーフ。
広いコースだが、いいラインに選手が集中そのたびにブレーキや斜行。ガチャガチャ接触してあぶなく、常に障害物が迫るマウンテンバイクのレースのようです。(笑)
落車の数もマウンテンバイクレースなみだったりして。
3周目、こんちゃんと2人で飛び出し、前にいたなるしまの選手と逃げモード。
”逃げたぞー!”と後が叫ぶ。
同じジャージの選手が逃げればそれはまずい。しかも自爆テロのTeam ARIジャージ。
しかし、200人近い集団相手じゃすぐに吸収されるので、余裕をもって、吸収。
すると、UGOの大川さんが”逃げるの?”と聞いてくるが、”難しいですね”と答えるが、この人もしかしたら一緒にいけるかもと。
またもや落車。倒れたわけじゃないが巻き込まれ、芝生を走る。本日最大のピンチその2も切り抜けた。
無駄足を使いながらも集団に復帰。
4周目に大川さんがホームストレートでアタック、それについてく振り返ると5選手ぐらいが抜け出す。
よしー、思いローテーションがうまく行くかと思いきやすぐにバラバラに。
しかし、ホントに調子がいい。アタックに反応しても、逃げかましても脚は羽が生えたようだし、息も上がらずすごく楽チン。集団内で歌でも歌おうかと思ったよ。
斜行あり、落車ありの危険な集団は変なところで減速するので、気が抜けない。
5周目にUGOの選手が目の前で変な挙動で危うく突っ込むところ。本日最大のピンチその3もかわした。
いよいよ残り2周。
このままゴールスプリントへ向けて準備を整える。
そのためにいい位置取りをするため、前方へ。
こんちゃんもいい位置にいる。
”よしよし”
われながら天才的な位置取りと自画自賛。しかしこれがこの日最大のピンチその4の原因に。
6周目ここから一気にスピードが上がると予想。集団内を自由に動ける絶好調な体で先頭に出る。
こんちゃんも同じようなところに。
先頭に出て、最初のカーブめがけて一気に踏む。
すると、一人ひょっと出てしまった。後ろを振り返ると差が開いている。
”待てよ、戻るれ”と思うが、下り坂で思うように加速して、その差がぐんぐん開き始める。
後で分ったが、なんかのタイミングで集団がちょこっと遅くなってしまったようで、そのとき飛び出した私が差を広げることに。
”またかよーーー”思わず声に出して叫んだ。
これがこの日最大のピンチその4。
もう、躊躇しない。
絶好調なんだ。
それと後方にはこんちゃんがいる。これで失敗してもいいや!
後は踏むだけ踏んでやれ!
しかし、ゴールスプリントに備えた集団にとって私の逃げなど赤子の手をひねるぐらい簡単に潰せる。
これで逃げが決まるようでしたら、今頃ツールの第2ステージのスタートラインに立っています。
馬鹿です。
こうして本日最大のピンチその4は回避できず、上り区間に入ったところであっけなく潰されてしまい。私のレースは終了。
ただ、最後まで先頭に残っていたこんちゃんがスプリントを制し優勝した。
これには報われた。
もちろんゴールを制したこんちゃんはこの日一番速かった。私の逃げなど無くても優勝でしょう。
ただ、無謀な走りで終わってしまった私にはそれなりの大義名分が欲しかった。
こんちゃんの優勝で救われた。そして、心の底から仲間の優勝は嬉しかった。
帰りに八起で焼肉(サイドバーナーのお店)を食べ、今日の祝勝会。
とここまではレースレポート。ここから先は不愉快になる方もいるので読まないで結構ですよ。
======================
正直、勝てたレース。
タラレバは言いたくありません、言い訳もしたくありません。
でもね、本当に行けた。
これほど悔しいレースは初めて。
夜も眠れないほど、何度も何度も逃げている自分が何故逃げたか自問自答、堂々巡り。
終わったことは仕方がない。忘れて、次へ。
でもそれが出来ません。
こんなに悔しく、自分に腹が立っち、情けないく思ったことは今までない。
自分の実力も考えず・・・・。そう自分へのおごり。
みなこの日のために練習をしてきた選手。
そんな選手たちに敬意を示すことも必要だろう。
一から出直し、体だけではなく精神も鍛え治さなくては。
2008-07-07 09:32
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コメント(11)
サバイバルなレース、お疲れ様でした。
今回はK野さんの日となった様ですが、
悔しさ含め、積極性は無駄にはならないと思います。
次に繋がる事を期待しています。
by ryo (2008-07-07 13:05)
お疲れ様でした。やはり実業団相手では逃げは難しいですネ。でも ゴール スプリントは落車の危険もあるし ましてや自分は脚力もないので早めに逃げて後ろを振り返りながらゴールなんて レースを一度やってみたいです。何時もBeeさんの走りを見て刺激を頂いています。次回のレースでも是非、逃げて下さい!!
by toki (2008-07-07 18:46)
これだけ動けるのは実力があるからこそです。
結果はあとから付いてくるもの!
すぐですよ、結果がでるのは。
by uz (2008-07-07 18:54)
消極的なレースをするぐらいなら、
積極的なレースが明日に繋がると思いますよ。
一度逃げないで集団の中で最後の400mまで我慢してみたらどうですか~。
フラストレーション溜まりそうですけどね(笑)
いろいろ試しみたら迷いがなくなるかもしれません。
by 自転車乗り (2008-07-07 23:41)
レ-スお疲れさまでした。後方での援護ありがとうございました。Beeさんのおかげで楽しいレ-スができました。Beeさんがそばにいてくれると心強いですよ。本当は1.2でゴ-ルしたかったです。北海道のレ-スで1.2取りに行きましょう!!!秘密練傍受しました。ニイタカヤマノボレ0712択捉島ヒトカップ湾0430。了解です!ではでは~!(^-^)/
by 松戸の死神ライダ- (2008-07-07 23:43)
悔しいとは思っても 情けなく、思うことないですよ。
最後、飛び出したのなら、自分も行ったと思うし
隊長にしても躊躇なく踏み倒したと思います。
Beeさんの心意気ある走り、好きですよ。(^^)
by 成ぱん (2008-07-07 23:48)
ryoさん、
確かにサバイバルな感じでしたよ(笑)
次回につながるといつも思いつつ、次回っていつだった?って言う疑問も。
このレースは結果を出すレースだと思っていたので、悔しいです。
励ましのお言葉ありがとうございます。
tokiさん、
入賞おめでとうございます。
早速言ったとおり、勝ち癖がついてきたようです。こうゆう時は頻繁にレースに出て、感を掴むといいと思います。
私の走りなどあまり参考にしないほうがいいですよ。(笑)
uzさん、
一番暑い時間帯に走っていようでお疲れ様です。
健康あっての趣味ですからね。
お会いしたとき意識レベルが低かったようで別人のような感じでしたよ。
レース終えてから、”このレースは遊びじゃないんだ”って。
自分の馬鹿さに情けなくなりました。
これも勉強と思い、また練習スタートです。
結果はその後のお楽しみにします。
自転車乗りさん、
本当はそのつもりでした。
自分を自制するために、初めてレース中に心拍計をつけました。
最後の逃げまでは全然楽で心拍計気にしませんでした。
結局はじめてみたのは逃げているときに100%という数字。
そう、死刑宣告受けたような感じで、”もうだめなんだな”って。
自転車乗りさんのおっさしゃる通り、いろいろ試して見たいと思います。
松戸さん、
優勝おめでとうございます。
あの日は一番速かったですね。
私も一緒にレース走れて本当に楽しかったし、心強かったです。
北海道では必ず1,2でゴールしましょう。気持ちを入れ替え前に進みます。
それと、うちのチームには死神さんは一人でいいので・・・。松戸のこんちゃんこと松コンとお呼びします。(笑)
成ぱんさん、
ありがとうございます。
つい出ちゃって、修正すればよかったんですが身に沁みた行動はなかなか変えられません。ただのおバカのようです。
隊長はそんなことしませんよ。最初から行ったはずです(笑)
いろいろ大変だと思いますが、また一緒に遠征、レース、宴会ご一緒したいです。
by Bee (2008-07-08 08:07)
富士SWは惜しかったですね。昨夜のツール第三ステージの4人ゴールスプリントをみて、ふとBee様のブログを思い出しました。やはり、人間瞬間瞬間でも小ずるく・・・・・でも、Bee様の真っ直ぐなレース展開はBee様の人柄があらわれていて流石です。
by t-bib (2008-07-08 09:25)
富士お疲れ様でした。Beeさんの実力と果敢な走りはみんな認めていますよ。このスタイルは絶対に崩さないでください。絶対に報われる日は必ず来ます。
ツール・ド・北海道での3人での爆走するのを想像するだけで眠れなくなります。2日目のロードは3人で最初から逃げましょう!!95kmなら逃げられます!!(^o^)(^o^)(^o^)
by ARI (2008-07-08 11:55)
お疲れ様です。
「逃げ」も「スプリント」も出来るBeeさんなら絶対に気持ちよく勝てる日が来るので今のスタイルで頑張ってください。迷えるのは武器が多い証拠ですよ。羨ましいっす。私なんか絶対にスプリントできないのでどこかで手を打たなきゃいけないですからね~。(あ~、去年の富士SP100kで先頭で登り入ってずぶずぶくらったな~。)
by ぱちもんレーサー (2008-07-08 14:32)
t-bibさん、
チャンスだと思う瞬間みな自分のことしか考えなくなりますね。
私も例外ではないですが、しかしその前に自滅してしまいます。
そこまでだけの実力なんです。
もっと効率のいい練習しないと。
レース後師匠に話をしたら、いいアドバイスしてくれました。
これからの練習方法も教えてもらいましたので、これからツールド北海道に備えます。
ARIさん、
んーそんなに実力はないですよ。
北海道91km逃げですか?
無理です。ARIさん先陣を切って行ってください。私は抑えに入りますから。
ぱっちーさん、
原人に近代兵器を持たせるようなものでしょうか?
使い方分らず銃口覗いてズドンで自爆(笑)
本当、そんなもんです私のレースとやらは。
by Bee (2008-07-08 15:24)