ブツ撮り [写真]
昨日はブツ撮り。
ブツ撮りとは商品など動かないものを撮影すること。
いろいろありますが、みなさんカメラマンはそれないりブツ撮りの分野みたいなものを持っています。
私ですか?得なものはないんですが、ブツでしたフードかな?
終わった後食べられるから。
フードものには料理の本でイメージを大切にし、がっちりスタジオで撮るものから、お店紹介程度で現場で撮影するものまであります。
がっちりスタジオではたいがフードコーディネーターなるプロが湯気を出したり、青物がきれいに出るように素材を調理したり、味より見た目の料理をします
。例えば、美味しそうな湯気なんかは湯気がでる薬品があって、スポイトでたらしたり、冷たい氷はアクリルで出来ていて絶対に溶けないかったり、ラーメンはお湯に入れないで水のスープに麺を入れたりといろんな調理方法で読者を騙しています。(笑)
以前はよく某情報誌の撮影で食べ物屋さん周りしていました。
終わった後、残りを食べたり、わざわざ冷たくなったと言って新しいものを作ってもらったりしてご馳走になったことも。
もう8年ぐらいの前の話。新宿のとある中華料理店。
そこはご主人と奥さんの2人だけで切り盛りしていて、それほど繁盛していなかったが、編集部が近くにあるということでよく通った。
場所が悪いが味はバツグンにうまい。
そして値段も良心的だ。
編集部のデザイナーと編集員と私はよくそこで時間を潰した。そして腹もいっぱいにさせてもらった。
ある日、”こんなにうまいのに店に全然人はいらないねー”と茶化すと、”分ってもらえるお客だけで十分”と主人の強気な発言。
よし、じゃー外に看板作って少し目立つようにしてみようか。と提案。
撮影スケジュールを暇だからと勝手にくみ、料理の撮影をバンバンして、デザイナーが看板を作製した。
その看板の写真をえらく気に入ってくれたご主人の笑顔はいまでも忘れない。
このときのギャラは夜の宴会飲み放題だった。
看板設置後、客足が多くなりその数が日に日に増していき、我々が飯を食べたくても入れない状態で、いつもご主人が厨房から申し訳ないとぺこりと頭を下げていた。
店は大繁盛店となり、雑誌でも取り上げられるほどに。
看板を作ってあげてよかったと思う反面、ガラガラの店で仲間とご主人とその奥さんとでくだらない話をしていたころが懐かしく思いえた。
仕事の関係でその編集社とも疎遠になり、お店にも足が向かなくなった。
昨夜久しぶりに近くを通ったのでご主人と奥さんに挨拶がてらお店に行ってみた。
お店はあったものの、全てが変わっていた。
しばらく何があったのか分らなかったが、となりのお店に前のお店のことを聞いてみた。
ご主人が癌で亡くなったそうだ。
なんだかぽっかりと穴が開いてしまった。
ご主人は”Beeさんたちのおかげで本当お客さんが入るようになりましたよ。”といつ行っても何か一品多く出してくれたっけ。
その後仕事に戻りブツ撮りをしながら途中ファインダーがにじんでピントが合わないことが何度かありました。
あのときの中華料理のブツ撮りを思い出して。
ブツ撮りとは商品など動かないものを撮影すること。
いろいろありますが、みなさんカメラマンはそれないりブツ撮りの分野みたいなものを持っています。
私ですか?得なものはないんですが、ブツでしたフードかな?
終わった後食べられるから。
フードものには料理の本でイメージを大切にし、がっちりスタジオで撮るものから、お店紹介程度で現場で撮影するものまであります。
がっちりスタジオではたいがフードコーディネーターなるプロが湯気を出したり、青物がきれいに出るように素材を調理したり、味より見た目の料理をします
。例えば、美味しそうな湯気なんかは湯気がでる薬品があって、スポイトでたらしたり、冷たい氷はアクリルで出来ていて絶対に溶けないかったり、ラーメンはお湯に入れないで水のスープに麺を入れたりといろんな調理方法で読者を騙しています。(笑)
以前はよく某情報誌の撮影で食べ物屋さん周りしていました。
終わった後、残りを食べたり、わざわざ冷たくなったと言って新しいものを作ってもらったりしてご馳走になったことも。
もう8年ぐらいの前の話。新宿のとある中華料理店。
そこはご主人と奥さんの2人だけで切り盛りしていて、それほど繁盛していなかったが、編集部が近くにあるということでよく通った。
場所が悪いが味はバツグンにうまい。
そして値段も良心的だ。
編集部のデザイナーと編集員と私はよくそこで時間を潰した。そして腹もいっぱいにさせてもらった。
ある日、”こんなにうまいのに店に全然人はいらないねー”と茶化すと、”分ってもらえるお客だけで十分”と主人の強気な発言。
よし、じゃー外に看板作って少し目立つようにしてみようか。と提案。
撮影スケジュールを暇だからと勝手にくみ、料理の撮影をバンバンして、デザイナーが看板を作製した。
その看板の写真をえらく気に入ってくれたご主人の笑顔はいまでも忘れない。
このときのギャラは夜の宴会飲み放題だった。
看板設置後、客足が多くなりその数が日に日に増していき、我々が飯を食べたくても入れない状態で、いつもご主人が厨房から申し訳ないとぺこりと頭を下げていた。
店は大繁盛店となり、雑誌でも取り上げられるほどに。
看板を作ってあげてよかったと思う反面、ガラガラの店で仲間とご主人とその奥さんとでくだらない話をしていたころが懐かしく思いえた。
仕事の関係でその編集社とも疎遠になり、お店にも足が向かなくなった。
昨夜久しぶりに近くを通ったのでご主人と奥さんに挨拶がてらお店に行ってみた。
お店はあったものの、全てが変わっていた。
しばらく何があったのか分らなかったが、となりのお店に前のお店のことを聞いてみた。
ご主人が癌で亡くなったそうだ。
なんだかぽっかりと穴が開いてしまった。
ご主人は”Beeさんたちのおかげで本当お客さんが入るようになりましたよ。”といつ行っても何か一品多く出してくれたっけ。
その後仕事に戻りブツ撮りをしながら途中ファインダーがにじんでピントが合わないことが何度かありました。
あのときの中華料理のブツ撮りを思い出して。
2008-07-17 09:51
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コメント(3)
昔は、死をなかなか受け入れられませんでした。
穴の埋めるのは、やっぱり時間かな。
by 成ぱん (2008-07-17 23:37)
「ぶつ」というとなにやらきな臭い!
「ぶつ」って
「物」
「○物」
だんだん発展しちゃうな~
で、韓国料理
美味かったよ!!!
人間はサイクルするからね・・・
by uz (2008-07-18 01:37)
成ぱんさん、
そうですね、人間いつまでも元気じゃないし、死亡率は100%ですからね。
思い出として大事にしたいです。
uzさん、
ブツ撮りの”ブツ”は静物から来ています。
動かない物という意味ですね。
○物ってなんですか?また話がよからぬ方向へ(笑)
韓国料理いいなぁーって、今度は参加させてくださいね。
私もそのサイクルの一部ですね。
by Bee (2008-07-18 08:12)