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リハビリトレイルラン [トレイルラン]

年末トレイルランの下見で、ハイカーのおばさんが降ってきた際、受け止め右足ふくらはぎが肉離れ。
本番の年末トレイルランでは何とか走りきったが、違和感があったのでしばらく何もしないでいました。
しかし、正月は食って寝ての日々が続き、おまけにずーっと家にいるのも疲れたので、気晴らしに軽くトレイルラン。

脚のこともあるので痛かったらやめようと思ってスタート。

当初は蛭ヶ岳に行こうと思ったのですが、電車でのアクセスが楽な塔ノ岳へ。

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コースは大倉~塔ノ岳~ヤビツ峠~蓑毛。

風もなくおだやかなお正月、景色も綺麗。

思ったより沢山の登山客が頂上目指していました。

ふくらはぎの肉離れも痛みを感じなく、ほぼ治ったようでペースも上がります。

去年からビブラムの五本指シューズで走っていますが、ソールが薄いので心配でしたがまったく問題ありません。

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このシューズの感想はまた別の機会に。

塔ノ岳で丁度お昼でしたが、補給食程度の食い物しか持ってこなかった私はしばらく絶景を眺めた後、ヤビツ峠を目指して下ります。

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今日も富士山が綺麗だ。

ここからはさびしいコースですが、眼下に広がる風景は走っている楽しさを倍増してくれます。

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途中鹿に遭遇。

シューズの構造上どうしてもグチャグチャの路面は辛い。
布製の部分から簡単に水分が染み込む。また溝が浅いのでスリップしやすい。

どろどろを避けるのに時間がかかってしまったが、それ以外は快走。

ヤビツ峠の頂上に出ると、自転車来るコースとは別のヤビツ峠、登山道を通って下る。
大きく回っている舗装路と違い、最短コースに近いルートで蓑毛に到着。
秦野駅まで走ろうと思ったが、丁度バスが来たことと肉離れのことがあったので迷わずバスに乗車。

時折自転車の人が寒そうに下ってくるが、とても私には真似できないと思う。

冷えた体を駅の箱根そばで温め帰宅。
ぱっと行ってぱっと帰る。
そんなフィールドが近くにあることはありがたいことです。

大分トレイルランもなれてましたが、この遊びも来月いっぱい。
実は先週行った伊豆のサイクリングでこけて肉離れで走ることが出来ないので、早く治して新たなトレイルランのコースにチャレンジして見たいです。

丹沢横断トレイルラン [トレイルラン]

丹沢トレイルランも今回で三回目
ルートは若干違いますが、山々を越えて長く走るスタイルは同じです。
元はといえば、”ファイト!一発!”でおなじみのヒデ兄貴からもらった一冊の本。
80年代の本ですが、その当時まだ日本ではトレイルランなる言葉やそんな遊びをしている人もいなかった時代、著者は通常連泊の登山の縦走ルートを無宿泊で行ってしまう。
当然、コースタイム短縮のために走る。
走るために装備も軽くしたり、山で泊まらないために現地までのアプローチなど工夫したりと読んでいて面白い。著者のちょっと変わった世界観も本を面白くしている。

ちょうどトレイルランをトレーニングとして取り入れたころだったので読んでいて共感できた。
オフの仕上げに大きなトレイルランをやってみようというきっかけを作ってくれた。

そして今回もその楽しさと厳しさを教えてくれた丹沢山塊を横断してみることに。

ファイト!一発!

■プロローグ
去年は途中で断念してしまった横断、今年はやり残した宿題を完成させるという思いで出望んでみた。
”諦めない”のが信条ですからね。
去年のブログ。http://bee-gogo.blog.so-net.ne.jp/2010-12-20

年々、オフのトレーニングの初期からに負荷を大きくしているので数年前とは比べ物にならないぐらい早い段階でもトレイルの走破力がついてきているぞ。
今年もUGOの忘年会が行われる道志村を目指して走ることに。一泊できる機会があるから出来る挑戦です。

■ルート

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クリックするとデータも出ます。(スタートからゴールまで休憩中も測定)

ルートは去年ほぼ同じだが、西のルートを変更することにした。
大倉~塔ノ岳~丹沢山~蛭ヶ岳~姫次~神ノ川~犬越路~大室山~加入道山~白石峠~道志。
当初は大界木山まで伸ばし、宿泊先の宿の裏に降りるつもりでしたが、道が怪しいので短縮。
いくら丹沢といっても単独行動では無理は危険。丹沢では死亡事故も多く、特に厳冬期は危ないね。
また、蛭が岳から姫次にすれば、そこから先何かあれば道志方面に下山するルートも多いので無理な場合の計画の変更が可能。時間との追っかっけこだと楽しくないし、危険です。

■大倉~蛭ヶ岳
前夜遅くまでの仕事で当日は当然のごとく寝坊。
起きたら行けばいいと思って、ルートも蛭ヶ岳から先はいくらでもつめられるので余裕を持って家を出た。
渋沢駅からバスで大倉まで。
大倉スタート7時55分、通称”ばか尾根”を登る。
いつもより時間がおそかったので、多くのハイカーが尾根を上がっていく、しかし山ガールなる人たちが多い。
それと年金生活者らしき年代、元気ですね。

休憩無しで山頂についたら1時間17分。あれ、ここにトレイルランで登るの三回目だけど、今まで一番早かった。頂上は風もなく、富士山が真っ青な背景の中に綺麗に見える。風はそれほどなくても気温はマイナスなので軽く腹に食い物つめてすぐにスタート。
トレイルランの唯一の難点は山頂でゆっくり楽しめないということ。あったかいジャケットやコーヒーを淹れる道具など持っていけない。
止まったら体が冷えちゃうので常に走って発熱していないといけないのも山で走るランナーの宿命、マグロみたいだけどね。

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山頂から見る景色は絶景。でも山頂は寒い。マイナス気温、緑のブログの温度マニアさんはここで練習すればいいのに。

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塔ノ岳~丹沢山~蛭ヶ岳までは走っていて一番楽しい。

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うれしい俺、バックは富士山と丹沢の深い渓。

富士山をほぼ見ながら、奥深い丹沢山塊を一望し、東に広がる関東平野は筑波山まで見渡せる。
尾根の上から眺める世界は普段感じている距離の感覚をいい意味で麻痺させてくれるのか、自分がどこまでも走れる気がする。

富士山に向かって走る。

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東に宮ヶ瀬ダム。

途中鎖場があるがそれも山を走るアクセント。
慎重に下りながら、一歩間違ったら死んでしまう緊張感っていうのも楽しいもんだ。本当に死んだらやだけど、こういうスリルって普段、私の生活では味わえないこと。男って好きなんですよね。

後ろを振り返ると自分の来た道と海が鏡のように光る光景が目に入る。

日差しが暖かくて南側の斜面は霜が溶けてグチャグチャになり始めてきた。笹の続く尾根を登れば蛭ヶ岳はすぐそこだ。

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スリップに気をつけて笹の尾根を走る。

10時47分蛭ヶ岳到着、風も少なくここでちょっと早い昼飯、スティックパンと魚肉ソーセージを食べる。
山の上ではちょっとしたものでもご馳走になるので贅沢な食事は要りません。疲れた体と絶景があればそれが美味しくしてくれる。

■蛭ヶ岳~神ノ川
蛭ヶ岳から北斜面に降りると残雪がある。階段は整備されているが、斜面が急なので気をつけないと。
今回、ガチガチの路面が予想されたので、一応軽アイゼンを持ってきていたので、危なくなったら履くつもり。
トレイルランは最小限の荷物だけど、必要なものははやり持って行かないとね。
ちなみに、ライトと雨具も持ってきている。重くなって嫌だけど、何かあったときのことを考えるとね。

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ガチガチに凍った雪、慎重に下る。

急勾配を抜けると姫次までは気持ちのいいコース。
場所によって雪があったり、暖かい陽だまりがあったりと変化に富んで楽しい。
姫次を西に折れ、下り基調で風巻まで走る。

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雪の中のトレイルランも楽しい。

12時25分、ここで携帯を見ると電波が入るようなので、ひで兄貴に電話して、所在とこれから先のコースを知らせておくことにした。

このままで行けば犬越路には確実にいける。後は道の状態と自分の体力の問題。
すでに4時間半走っているので、それなりに脚にきている。

ここからがこのコースの一番キツイ区間が始まる。
たった2キロぐらいの距離で標高500m下りることになる。
下りで使った脚は後からガクガクにきます。

丹沢も蛭ヶ岳をから西は寂しくなります。
面白みも少ないキツイだけの下りのコース。
だんだんと川の音が聞こえ、木々の間から川が視界に入る。

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神ノ川到着。

■神ノ川~道志村
神ノ川まで来てまだ時間に余裕があるので、大室山まで行き、状況を見て下るか先に行くか判断することにした。
苦行の下りが終わり、犬越路までのの登りの修行が始まります。ここから2.5kの距離を標高600mを登るコースは丹沢でもM度が一番高いコースなのかもしれない。
9月の台風の影響でガレ場がガレガレの状態で落石の恐れあり、ここは気持ちを引き締めて挑むべし。

今回のルートは落ち葉のフカフカの路面やガチガチの雪面、大きな岩場や細かなガレガレと場所によってぜんぜん違うのでも楽しめる。
でも、見上げると今にも崩れてきそうな斜面は勘弁して欲しいと思いながら、足早に切り抜けたい。

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こんな感じの路面が続く。

斜面の角度に体も同じようになりながらランのつもりで脚を繰り出すが、どうみても歩く速度より遅い。
それでも休まず尾根の切れ目を目指して体よ進め。

犬越路に14時5分到着。

休憩していたハイカーの方としばしのお話。
旅に出ると必ず何か頂けるという乞食の相を持った私は、キャラメルや水などを頂く。
けして下さいと言ったわけではないのですが、心の中で欲しいものが手に入った。(笑)
水は下山するだけなので要らないとペットボトルでもらったので、持ち物を軽くしてあげる人助けが出来た。(笑)
これから大室山に行くと言ったら、驚かれたが、それより今まで来たルートを答えたらもっと驚かれた。
通常は1泊2日の日程ですから驚いて当然ですね。

距離からすれば1時間はかからないので、大室山まで一気に攻めます。

大室山の分岐点に15時到着。まだ陽はあるのでここで道志村に下りるか、その先の白石峠ちかくから道志村へ降りる道まで行くか検討してみる。

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地図を広げて見る地形を確認。

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下り基調で約2.5k、これなら16時前に下山口に到着でき、明るいうちに下り始められるという判断で全速前進。
まだ脚は元気なので楽しく走れる。

白石峠手前で道志に降りる道があったが、地図と違うのでその先の白石峠まで行って確かめることに。
地図にずれがあり、手前の道がどうやら道志に下る道のようだ。

下ってすぐにごっそり斜面が削られている。慎重に両手を付きながら恐る恐るかにのように進むが、今回一番のピンチ。下を見ないように斜面が落ちないことを祈りながらピンチを切り抜ける。

後はだらだらと下るだけだ。
ここに来てかなり脚がつらくなってきた。
やっぱり下りは好きじゃない。それに杉林の中はどうも楽しくない。
お日様もだいぶ傾き、富士山に裏に隠れるようにして沈んでいった。

登山道にも人工物が増え、終わりが近いことが分かってくるが、ここで気を抜いてつまらぬ怪我をしたくないものだ。念のためにまだ視界があるけど、ライトを頭につける。
なんだかテレビで見るヨーロッパのアドベンチャーレースの選手のようだ。

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気分は”アドベンチャーマン”

登山道が終わってコンクリートの道に出るころにはすっかり真っ暗になっていた。
後ろを振り返り、走った達成感を感じ誰に見せるわけでもないガッツポーズをして”やったー!”。

過ぎ去れば夢の如し、また一つ自分のいい思い出が出来た。

残りは宿までの4kmの道、国道に出て走る。
途中宿へ向かうゴジオジさんとひで兄貴の乗る車に、”乗っていく?”と声を掛けられ、”はい”と返事をしたが、残り距離も少ないし、乗ったらせっかくの現地まで自走の目的に汚れが付きそうなので、すぐに断った。

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”残り3.3km”と言って立ち去っていった。

暗いなか道志の道の駅を越えるとすぐ宿がある。
宿までの一本道、ライト照らしてのでUGOの面々が気づいて窓から”おかえりー”と声を掛けてくれた。

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無事到着、師匠ともとこネーサンが迎えてくれた。
楽しかった大きなトレイルランはまた次の計画を作るのにいい経験になりました。


そして、UGO忘年会へと続くのであった。

データ
距離37.46km、時間9時間58分47秒(停止時間も含む)、累計標高:登り3816m、下り3397m。

ロングトレイルラン [トレイルラン]

急に寒くなった今朝、この雨だと山の方は雪かなとか思いながら、すっかり頭のトレイルランことばかり。
空気の澄んだ冬は見晴らしもよくトレイルランにぴったりです。

■地図とにらめっこ
トレイルランの楽しみの要素に、行くまでの行動計画を練ること。

ルート決定から公共機関のアクセスポイント、行動食、装備のことなど地図を見ながらあーでもない、こーでもないと楽しい。

ロングトレイルランは大まかな時間を想定して、日没時間の1時間前には山から下りるように、また万が一の時なんかに備えてエスケープルートも確保出来るコースにする。

スタートは日の出前の暗がりでも、時間くれば明るくなるので問題はないが、この時期だと3時過ぎると危険ですね。もちろんライトは持って行きますが、リスクは高くなるので、3時には下山できるルート。

このリミットが里山トレイルとは違った強度がスリルだったりするので、ロングトレイルランは楽しい。

地図から情報を読み取って計画練るのは楽しいです。

そして走り終えた後の充実感は自転車にはないものがあり、大げさに言えば人生の自信につながる様な気がします。

ファイト!一発!

芦ノ湖周回トレイルラン [トレイルラン]

トレイルランは無条件で楽しい。
走るのが大嫌いな私がこんなに走ることを楽しめるのはトレイルランのおかげ。

最近は周りの方もトレイルランをやっているようで、この楽しみが広がればいい。
自転車乗りのオフトレの定番になる予感がします。

■楽しみは地図の上から
トレイルランの楽しみは走る前から始まっている。
ばさばさといろんな登山地図を引っ張りだして来て、どこへ行こうかあれこれ考えるのは楽しい。
地形を見て、コースを読んで、駄目だったときの回避ルートを考えたりと。
電車やバスの時間なんかも考慮して自分の行けるとこをあれこれあれこれと。
よし、決まった!丹沢方面だ。
一人で行くのもよかったけど、ひで兄貴に連絡して行こうと誘ってみると生憎お休みじゃないので駄目、そのかわり明日師匠と丹沢行かない?と誘われる。
なんだかみんな同じこと考えているようです。
残念ながらお仕事なので行きません。それに二日連続で行ったら辛いのでね。

■コースの変更
まだ、今シーズントレイルランはやっていないので丹沢あたりでちょろちょろと考えていましたが、何を思ったか師匠が丹沢行くと聞けば、”あれBeeちゃんも行ったの?私もその前に行ってきました。”と自慢されるのに決まっている。ここはコースを変えてと意味もない師弟の負けず嫌い合戦が妄想の中で始まった。
もう少し脚をならしてから行こうと思って計画をしていた、芦ノ湖周回を行くことにした。
しかし、これがトンでもない選択だったのは知る由も無い。

■芦ノ湖周回トレイルランスタート
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クリックするとデータも出ます。(スタートからゴールまで休憩中も測定)

箱根湯本を6時18分にスタート。
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いきなり21%ってなんだよ(笑)

今回はスマフォのアプリでGPS機能を使ってスタートからゴールまでデータを取ってみる。
いちいち止めるのも面倒なので単純にスタートからゴールまでのスイッチいれっぱなしに。

お寺の辺りで入り口に迷うもの、薄暗い細い登山道へ入るといきなり急勾配がおはようございますと顔を出す。
わくわくしますね。
やや風が強い感じですが、山の中は影響なし。
ここからは明神ヶ岳まで上り、急勾配の箇所もあり汗だくだく。
風がだんだん強くなり、何もないところで帽子が飛ばされそうになるが、ほとんどが防風林のようなトレイル。また南斜面になると風ないので暑いぐらいです。
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走りやすい道です。

もちろんこんな朝からこんなところ走っている人はいませんから、たまに大声だしたり歌ったりしながら淡々と走ります。イーハー!!
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徐々に尾根のピークに向かいます。

明神ヶ岳の前に明星ヶ岳を通過、ここから風を受ける区間が多くなる。
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明神ヶ岳はすぐそ。

8時30分明神ヶ岳到着、比較ていいペース。
これから先しばらく極上の空中散歩。しかし風が強い!
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よく見ると風で風船のようになっている。

天気は最高で360度見渡せる前方にはくきっり富士山。
富士山を見ながらのトレイルラン、贅沢です。
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麓にぴょっこりある山が次に目指す金時山。

金時山までのコースは楽しいが風にあおられ危ないところもあるので注意。
注意と言えば一人でいくトレイルランは注意には注意を。
心がけていることと言えば、下りでは無理をしないでゆっくり走り、上りではペースが落ちても止まらないこと。水分補給とエネルギー補給はこまめに。

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竹の壁の道。

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緑の中に細く見えるライン、これがトレイルランのコースです。

金時山が近くなると登山者がぐぐっと増える。
急勾配な上に足下があまりよくないので注意です。

平日なのに結構人がいるんですね〜、年齢的には毎日がお休みのような方(笑)
あいさつしながら若い女の人がいなかい物色するも・・・何やってんだ俺。

金時山は勾配きついが短いので我慢しているうちについてしまうのでそんなに苦ではなかった。
ここまで約今回の行程の約半分。10時到着、このペースで行けば帰りに温泉に入って行けるぞとこの時点では余裕でした。

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ここで栄養補給し20分ぐらい休憩。

ここから先は急な上りもなく下り基調で楽ちんって思っていたのが甘かった。
ここまで脚に相当なダメージがあったようです。

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芦ノ湖を見ながら。

乙女峠、長尾峠と快調に走っていたのですが、長尾峠から湖尻峠で一気に下ろされる。
そのとき下りでかなり脚が消耗。
上りより下りのほうが断然きついのがトレイルランだと私は思います。
それまでの脚の疲れがあったのもそうですが、どんどん下りが嫌になってくる。
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快調に走るけど・・・・。

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道は走りやすけど、脚がね。

景色も最高、コースも最高、最低な脚をかばいながら何か楽しいことを考えながら走る。
上りだったらいいけど、下りが怖い、まるで固定ギア乗っているようです。
振り返ると、富士山が”オマエのダメダメな走りを見ているぞ”とすでに妄想状態。

海平から箱根までは階段という階段が憎くてたまりませんでした。

14時18分、8時間のトレイルランは終了。距離35.75km、上り2663m。
もちろん温泉に入るなってことはなく箱根からバスに乗ってそのまま箱根湯本。別にどっかで何を食うわけでもなく、抜け殻のようになった体は電車乗って帰宅。
充実感というかやってしまった感の方が大きく疲労困憊。

2週間前走った沖縄のレースがなって楽だったのかと思うと、自転車が人や環境にやさしいということは本当なんだと。

今朝起きて二階から階段を下りるのにどれだけ勇気が必要だったことか。

無謀にも出来ていない脚でするもんじゃないとつくづく思いました。
きっちり脚を作ってロングのトレイルランをやりたいです。

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何やってんだ俺。でも楽しかったのは間違いないです。

痛快!新春トレイルラン [トレイルラン]

目的と手段。
今年はこれをしっかりと認識したい。

ペダリングスキルを上げたり、持久力をつけるというのはあくまでも手段で目的じゃない。
何回転回せたとか、どのぐらい走れたとかは手段であって自分の目的はレースで勝つためのスキルアップなのだから。

■箱根トレイルラン
師匠細山さんの企画で毎年やっているトレイルラン。
私のオフトレ、元はと言えば師匠の教えで始めたもの。

今回はいつになく厳しいコース。
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山北〜酒水の滝〜21世紀の森〜山伏平〜万葉公園(足柄峠)〜金時山〜明神ヶ岳〜最乗寺〜開成駅。
32kmのコース

御殿場線山北駅を8時30分に集合とのこと。

私はちょっと早起きしたので小田急渋沢駅から走って山北駅まで行くことに。
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山北へ向かう途中で見えた富士山。

山北駅まで13kmをたらたら走って到着。
駅に私が知る限り唯一の生卵を食べられるアメリカ人スカイさんがいた。

電車が到着するとメンバーが集まった。
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8時40分山北駅から走り出す。

本日のグループ
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左から、師匠、ぺこ、オリーブさん、ひで兄貴、まぞさん、わたさん。

酒水の滝方面へ折れ、しばらく走るといい感じのトレイルスタート。
傾斜は急だが、走りやすい。
集団で走りながらわたいもない会話から、すぐに下ネタに。

流石はエロ師匠、最近エロ話に磨きがかかり切れのいいエロネタ。
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ぺこに注意されながらも止まらない。

21世紀の森〜万葉公園まではかなりいい道が続き走りやすい。
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最初の区間は劇坂が続く。

スカイさんと二人で淡々と走りながら途中見える奇麗な景色を堪能する。

万葉公園近くになるとハイカーが多い。
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金太郎はいつも寒そうだ。

足柄の地は万葉集で神奈川を題材にしたもので一番歌われている。
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歌を入れるポストがあったが、歌を歌えず残念賞だ。

ここまでいいペースで来た。そして本日のハイライト金時山へのアプローチだ。
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金時山を目の前にして困惑するメンバー。(笑)

前日に雪が降ったようで、路面に雪があるので気をつけて進撃開始。
だんだんと坂がこう配がきつくなると師匠細山さんが爆走開始。
ぐんぐんスピードあげてカモシカのように雪面を飛ぶように走る。
今年65歳になる師匠の走りはありえません。

同じようなお年のハイカーをぶち抜いていきますが、抜かれたハイカーは師匠のことをそんな年齢だと思わないでしょう。
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雪面のカモシカとオレゴンのスイマー。

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残念ながら富士山は隠れてしまったが、それでもあざみライン教のマゾさんはその場所を探し、見つけて大満足だ。

そして金時山への最終アタックだ。
ここからは急勾配でシャレにならない断崖絶壁です。

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雪面のカモシカが絶壁へ挑む。

ここが一番きついところだが、雪が降ったおかげでペースがゆっくりとなり穏やかに進撃。
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ひで兄貴は鎖骨骨折なのに元気だ。

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八甲田山ではないので遭難しないように。

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ぺこ落ちて来るなよと願う。

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金時山に到着、みんなが指す指の先には・・






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絶景だ。


しかしその絶景を汚すものが・・・




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やっぱり。
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一人哀愁に浸るひで兄貴。

金時山から明神へ行く尾根の入り口までが危険、ぬるぬる路面と急勾配が我々を苦しめた。

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怖い怖い。


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すっかりランを忘れて登山だ。

ぺことひで兄貴はどんなに離れていてもラジオのように聞こえる会話をしている。
元気があることはいいことです。

私もみんなに嫌がられながらも”イェーハー”連発して声を出す。

声を出したり、笑ったりすることで気持ちいい。

辛いときには

”イェーハー”

アメリカ人のスカイさんも”イェーハー”は分かってくれるので二人で
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”イェーハー”の連発。


いよいよ楽しい尾根へのアプローチ。
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笹のトンネルと雪で幻想的な道へ。


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”雪の上でギャグいうなよ。滑るから”だって(笑)


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上りももう辛くない、”イェーハー”

走っていると見慣れた顔とすれ違う。
TeamARIのK夫妻、kawaboさん、Alexさんにスワンボートレースをキャンセルしてしまい、いつか謝ろうと思った石kさんにも。しかし、謝るどころか”○んこ目立つぞ”とそんな挨拶ないじゃん。ごめんね。いつかかならずスワンボートでましょう。

途中、師匠がトイレ行くと言ってそのまま帰ってこないと思ったら一人高いところから我々を待っていた。まさに上から目線で早く来いと。(笑)

明神ヶ岳に到着したのは14時40分。
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みんなであそこから来たんだとルートを目でトレースするとその大きさに感動。


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”ふぁ、ふぁ、ふぁ、ホソタン星人だ”


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東側には江ノ島も見えた。

師匠のルートではこれから仙石原へおりる予定でしたが、帰りの交通機関の混雑が予想されるので、東側へ(最乗寺)へ降りて小田急の開成駅へ出ることにした。


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小雪が舞い散るなか眼下に広がる風景を見ながら幻想的なトレイルラン。

トレイルランは自然との一体感がたまりません。
自然の中で汗をかいて体を動かすことで日頃かかえているストレスなどいっぺんに吹き飛んでしまいます。

下りながらオリーブさんやわたさんともたわいのない会話でトレイルランが楽しくなる。

16時25分には最乗寺まで来る。

バスに乗ろうと思ったり、タクシーで行くかと検討したが結局開成まで走って行くことに。

ここでも師匠が大爆発。2kmぐらいの下りを一気に雪面のカモシカがすっ飛んで行った。
この日のこのコースを来て、最後にあのスプリントできるなんておかしいです。

私は師匠と同じぐらいの年齢になってもあのようなことしたいと思っていますが、無理なような気がしました。

あたりも暗くなり県道を走りながら見つけたラーメン屋に入って食事。

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ビールに餃子はゴールデンコンビだ。


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マゾさんもご満悦。

正月から笑いっぱなしの感動しっぱなしのトレイルラン。
誰も怪我をせずにゴールできました。

これからの一年間楽しい仲間と一緒に遊ぶことが出来そうです。
どうぞよろしくお願いしますね。
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